片付けは「順番」が9割!挫折しない「片付けの正しい順番」

片付けの基本

「よし、今日こそ片付けるぞ!」

そう意気込んでみたものの、目の前に広がる部屋全体を見渡し、
「…どこから手をつければいいんだ?」と立ち尽くしてしまう。

そして、気づけばスマートフォンを片手に、1時間が経過している…。

この「片付けフリーズ」現象、あなたにも心当たりはありませんか?

やる気はあるのに、最初の一歩が踏み出せない。
それは、あなたが怠け者だからでは決してありません。

ただ、ゴールまでの道のりが、あまりにも漠然としているだけなのです。

美味しいカレーにレシピがあるように、片付けにも、誰でもうまくいく“正しい順番”というレシピが存在します。

まずは、多くの人が挫折してしまう「片付けの罠」から見ていきましょう。

なぜか挫折…あなたがハマりがちな3つの落とし穴

やる気がある人ほどハマりやすい、片付けの落とし穴。かつての私も、何度もこの罠にハマっては、心を折られていました。

罠1:「思い出の品」というブラックホールに吸い込まれる

片付け初心者が最もやってしまいがちな失敗、それが「思い出の品」から手をつけてしまうことです。卒業アルバム、昔の手紙、子どもの頃の作文…。

一つ手に取ったが最後、思い出の世界に引きずり込まれ、気づけば夕方。そして部屋は片付ける前より散らかっている…。思い出の品は、判断に最も時間と心のエネルギーを要するアイテム

これを最初に選ぶのは、RPGでレベル1の勇者がいきなりラスボスに挑むようなものです。

罠2:「とりあえず収納グッズ」を先に買い、本末転倒になる

「片付けといえば、まずは収納グッズでしょ!」と、おしゃれな収納ボックスを先に買いに走るのもよくある罠です。

しかし、片付けが終わるまで、本当に必要な収納グッズの種類やサイズは分かりません。先に買うと「この箱を埋めなきゃ」という思考に陥ったり、サイズが合わず無駄になったりします。

収納グッズの購入は、すべての片付けが終わってから。これが鉄則です。

罠3:あちこち同時に手をつけて、達成感ゼロで燃え尽きる

「リビングも寝室も気になる…」と、あちこち同時に手をつけると、エネルギーが分散し、結局どこも中途半端なまま終わってしまいます。

「一日頑張ったのに、何も変わっていない…」という達成感のなさは、翌日のモチベーションを著しく低下させます。

片付けは、一つの場所を完璧に終わらせる成功体験の積み重ねが何よりも大切です。

もう挫折しない!片付けのプロが実践する“無敵のロードマップ”

お待たせしました。それでは、誰でも挫折しない「片付けの正しい順番」というレシピを公開します。

鉄則は、「小さな場所から始めて成功体験を積む」こと、そして「判断しやすいモノから慣れていく」ことです。

最初の一歩:玄関 or トイレ【小さな成功体験を積む場所】

最初に手をつけるべきは、家の中で最も狭く、モノが少ない「玄関」または「トイレ」。30分〜1時間で目に見える結果を出せます。「1ヶ所、完璧に片付いた!」という最初の成功体験が、次への強力なエンジンとなります。

ウォーミングアップ:洗面所【判断力を養う場所】

次が洗面所。ここには、化粧品や洗剤など、「使用期限切れ」「長年未使用」といった、「いる・いらない」の判断が比較的しやすいモノが多いのが特徴です。ここで、モノを手放す判断力を養いましょう。

レベルアップ:キッチン【手放す基準を身につける場所】

キッチンも、実は判断がしやすい場所。食品には「賞味期限」という絶対的な基準があります。また、同じお皿が何枚もある、景品でもらった食器など、「使っているか・いないか」が明確なモノが多いのも特徴です。

応用編:リビング・寝室【“自分”と向き合う場所】

ここまでクリアできたら、いよいよ生活の中心であるリビングや寝室へ。本、雑誌、書類、毎日着る服など、少し判断に迷う私物が含まれてきますが、ここまでで判断力を養ってきたあなたなら、きっと大丈夫です。

中ボス:クローゼット・押し入れ【物量と戦う場所】

ここは、物量が最も多く、長期保管されているモノが眠る難関です。「高かったから」「痩せたら着るかも」といった強敵が潜んでいますが、ここまでの「判断力」と「成功体験」という武器があれば、自信を持って挑めます。

ラスボス:思い出の品【最後はじっくり心と向き合う】

そして、最後に残すのが「ラスボス」、思い出の品です。写真、手紙、子どもの作品…。これらは時間制限を設けず、心のエネルギーが満タンな時にじっくり向き合いましょう。「データ化」や「メモリアルボックス作成」など、自分なりの着地点を見つけることが大切です。

【なぜ、この順番が最強なのか?】

このロードマップは、人間の心理に基づいた非常に合理的な順番です。

  1. 【簡単で狭い場所】で小さな成功体験を積み、モチベーションを上げる。
  2. 【判断基準が明確なモノ】で、「手放す」ことへの抵抗感をなくし、判断力をトレーニングする。
  3. 【難易度が高い場所・モノ】に、レベルアップした状態で挑むことで、挫折せずに最後までやり遂げられる。

この流れを意識するだけで、あなたの片付けは驚くほどスムーズに進むのです。

計画倒れしない!自分にピッタリな計画の立て方

ロードマップが見えたら、次は「いつやるか」という計画を立てましょう。

自分の性格やライフスタイルに合わせて、無理のないプランを選ぶことが成功の鍵です。

短期集中型さんへ:週末2日で終わらせる!超効率プラン

「ダラダラ続けるのは苦手。一気に終わらせたい!」という方向けのプランです。

  • 土曜午前:玄関・トイレ・洗面所
  • 土曜午後:キッチン
  • 日曜午前:リビング・寝室
  • 日曜午後:クローゼット・押し入れ

※思い出の品は、後日改めて時間を確保しましょう。

コツコツ継続型さんへ:1ヶ月で家じゅうスッキリ!ゆるやかプラン

「平日は忙しいし、週末は休みたい。自分のペースで進めたい」という方向けです。

  • 1週目:玄関・トイレ・洗面所
  • 2週目:キッチン
  • 3週目:リビング・寝室
  • 4週目:クローゼット・押し入れ

「今週末は、洗面所の引き出し一個だけ」というように、さらに細分化するのもおすすめです。

続けるための大切なコツ:ご褒美と「やらない日」を設定しよう!

計画を立てる際に、ぜひ一緒に設定してほしいのが「ご褒美」です。

「キッチンが終わったら、気になっていたカフェのケーキを食べる!」といった楽しみが、辛い作業を乗り切るための大きなモチベーションになります。

また、あらかじめ「この日は何もしない」という「お休みの日」を決めておくのも、完璧主義に陥らず、長く続けるための大切なコツです。

まとめ:正しいレシピがあれば、片付けは“料理”のように楽しめる

片付けは、気合や根性だけで乗り切るものではありません。
正しい手順という「レシピ」に沿って、淡々と、しかし着実に進めていく、非常に論理的な作業なのです。

どこから手をつけていいか分からなかったあなたも、もう大丈夫。
手元には、最強のロードマップがあります。

完璧を目指さなくていいんです。

まずは、この週末、玄関の靴を全部出してみることから始めてみませんか?
その小さな一歩が、必ずや、あなたを心地よい暮らしへと導いてくれるはずです。

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